2020年 1月号
あと10年、あなたは何ができますか?
国連(加盟193か国)が定めた17の目標SGDs(持続可能な開発目標)の目途は2030年です。今年は2020年ですから、あと10年ほどです。私は今64歳ですから、あと10年先生きていれば74歳になります。どんな世の中になっているんでしょうか。地球温暖化はマスマス進み、気候変動はもはや違う次元になっているかもしれません。世界戦争にならなければいいんですが、それもわかりません。「戦争や災害に備えて庭に穴を掘って、シェルターを作る…? けど、1人もしくは2人で避難してもどんな生活をするの? テレビや通信は遮断されるだろうし、外にも出られない…計画は断念しました。」
開き直って、「楽しく生きられればいいか」と思い、10年後楽しく生きる条件を考えてみました。
@ 健康であること(物忘れなど多少の痴呆化は気にしません)
A 伴侶や子供、孫たちと楽しい時と場所を作れること
B 生活範囲である南河内の友人や仲間たちと、共生型の心地よい暮らしを作るお仕事に関われること(具体的には共生型介護サービスの拠点づくりと、後継者育成)
C 食べるに困らないくらいの収入を得ることやはり、仕事に関わる思いが大きいようです。
仕事上、昨年末に2つの研修をきっかけに大きな気づきがありました。
1)介護には「なりゆき型」と「課題達成型」の2種類があること。それは、どちらが良いか悪いかではなく、人が生きてゆくうえで必要な介護の形態といえる。仕事の仕方としては「日常生活延長型」」と「非日常生活型」に区別される。
2)介護保険制度で生み出された膨大な「介護ヘルパー」の大半は家事援助(むしろ家事代行)を中心とした「なりゆき型」「日常生活延長型」のヘルパーである。
3)医療的に「症状固定」と判定されている「障害福祉サービス」での介護は、治療や療育が必要とされる場合は、「課題達成型」といえるが、大半は「なりゆき型」「日常生活延長型」と思われる。しかし、担い手であるヘルパーは障害者家族は別として大半は「非日常生活型」介護である。
ヘルパー業に求める利用者の思いは人それぞれ である。我々はいかにそれに寄り添うかですね。 まずは1年、今年も元気で暮らすことを目標とします。