有限会社 ヒューマンリンク

 

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2017年 11月号

共生ケアサービス


 9月23日から24日にかけて、富山県に行ってきました。地域共生ホーム全国セミナーin富山に参加するためです。来年から全国的に制度化され、世に富山型と言われる「地域共生福祉」を学ぶことが目的です。

 平成5年(1993年)惣(そう)万(まん)佳代子(かよこ)氏ら看護師達を中心に富山県で初めての「民間デイケアハウスこのゆびとーまれ」が開所。現在はNPO法人によって運営され、介護保険の指定通所介護事業所、市の在宅障害児(者)デイケア事業等の受託と「泊まり」や移送等の自主事業をしています。共生の理念として利用者の年齢や障害の有無を問わない結果、利用者の割合は高齢者:障害児(者):健常児=4:3:3となっています。(2005年現在)  全国的にはこのようなデイサービスや宅老所がモデルとなって、介護保険で小規模多機能事業所が進められており、来年度からは共生型(高齢者・障害者の隔たりを外した)サービスの実施に向けた検討が進んでいる。 セミナーで学んだのは 、

 

@ 行政が進める福祉制度がいくら充実したとしても、地域で生きる人の暮らしには介護の手が届かない空白が生まれる。その空白は自治会等の地域コミュニケーションと在 宅医療、在宅介護を組み合わせる以外埋まらない。

A もともとケア(介護)にとって年齢や程度で分けること自体は不自然。

B ケアハウスで共生の場所を作ったとして、それは第二の家である。第二の家が充実すれば第一の家、本宅がおろそかになる可能性は生まれる。

 

 もともと障害者の生活の場や共働事業所を経て、「何をするにしても訪問介護を中心とした在宅介護がベースに必要だ」と訪問介護を軸にしたヒューマンリンクの理念は間違っていないと確信できました。しかし、過去の経験から訪問系のサービスで共生型への移行はすぐ理解できるのですが、デイハウス、デイケア等生活の場での共生型には今一つ疑問があります。

 大きくくくれば「高齢者の生活のテンポと、元気な障害者とのテンポが合わすことが出来るのか?」障害者、高齢者とはいえ同じ人間ですが必ずしも温厚で仲が良いというわけでもなく、又相反する多様なニーズが出てくるものと予想されます。それを聞きながら利用者本位で運営をするということが、職員スタッフに出来るのか?

 今少し検討を重ねたいと思います 。

 


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