有限会社 ヒューマンリンク

 

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2014年 4月号

万事心の持ち方です


 今年の大きな目標として @全ての事業所が特定事業所に適応できる事業所への質の向上 Aとりわけ研修事業の強化 B障がい者相談事業所の設立 をあげました。
 前号で、評価されるということについてふれました。今号では相談事業について考えてみましょう。
 私たちは、仕事とはなれても「親子、兄弟姉妹、夫婦、近所のもめごと」などの人間関係や、自分自身について日常生活の中でも相談したり、されたりすることはよくあります。相談の達人になれば、人としてさまざまな所で役に立つことは誰もが思うところでしょう。必要な心得をあげてみましょう。
1)第一印象を大切に。人は誰でも服装、態度、表情で第一印象を抱きます。「本当はいい人なのに…」と思っても、いったん抱いた印象は中々払拭できません。逆に第一印象が良かったら、次の関係に進みやすいものです。怖い顔より笑顔がいいでしょう。あなたは日に何回鏡を見ますか?口角を上げて、笑顔を作る習慣を身に付けましょう。
2)傾聴、まずは聞くことに徹すること。相談というのは、相(あい)談じる事ですから、意見は言っても教え諭すことではありません。傾聴のコツは「うなづき」と「反復確認」です。相談される方が、論旨明晰であることはまずありません。むしろ何で悩んでいるのか、困っているのかわからないことの方が多いでしょう。でも、困っているから相談するのです。それが何かを一緒に考えるのが相談です。ですから話半分で答えを出してはいけません。 「そうか、何々と感じているんですね…。」そして、自分の意見を言いたくなっても、必ず数秒、間(ま)を開けてください。この間がないことを「間抜け」と言います。
3)同情するのではなく共感的理解をしてください。同情と共感では、感じる主体が違います。あくまでも自分の立場から相手のことを思いやるのが同情で、相手の立場に立って物を考えるのを共感と言います。「もし自分が相手の立場だったら○○と考えるわなあ…」でいいのです。
4)具体的事実の確認と、具体的方針を出すことに努めましょう。色々話を聞いても、話しっぱなし、聞きっぱなしでは相談に乗ったことにはなりません。何か具体的な手立てを考えてください。そのためにも出来事を出来るだけポジティブに捉えることを勧めます。
 同じコップ一杯の水を「こんなにある」と捉えるのと、「これだけしかない」と捉えるかで具体策は変わってきます。よく雨男とか雨女とか言いますが、天気や気候が個人の行動に影響される道理はありません。印象的な出来事を決め付けているだけです。それでも雨が降るたびに言い続けるとそんな気になってきます。雨はいい事だというのなら良いのですが、そうでないと思っているのなら逆に考えたほうが楽です。つまり、一時晴れ、雨のち晴れも思い出して、「自分は晴れ人間だ」と思い込むのです。

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