有限会社 ヒューマンリンク

 

社長通信のリストへ戻る

2013年 12月号

日本的モラリズム


  LL型 LS型 SS型
日本人 約2% 約30% 約68%
アメリカ人 約32% 約49% 約19%

 何の数字かご存知ですか?決して服のサイズではありません。
 答えは、セロトニントランスポーター遺伝子の組み合わせの表です。セロトニンというのは脳内の神経伝達物資(ホルモン)のひとつで、精神を安定させる作用があるとされています。これが不足すると不安を感じるようになったり、時にはうつ病の症状が出たりするといわれています。このセロトニンの量を調節しているのがセロトニントランスポーターというタンパク質です。そして、その遺伝子は長さによって、長いL型と短いS型に分かれています。多ければ多いほど自主独立の性向が強く、社交的で活動的なのがL型、逆に多いと内向的で従順な性格になるといわれています。日本人のシャイで不安を抱きやすい性格というのが生物学的に証明されたことになります。
 もちろん、全員がシャイなわけではありません。また、遺伝で決まるのは3分の1、残り3分の2は後天的なものとも言われますから、遺伝が全てではないのですが、その傾向が強いのは確かなようです。災害の際に強奪やパニックがあまり起こらなかったのも、日本人の大人しい性格の現れともいえますし、それが国際的な評価を上げているという面もあります。この日本人的性格の日常生活のうえで難しいのは、

1)突出するのがにがてで、会議でも中々発言しない(そのくせ後から愚痴を吐く)
2)万事「皆様ご一緒に」が多く、新奇なもの斬新なものは嫌われる
(個性の多様化も…皆様ご一緒に、ルーズソックス、ガングロ、ヤンキー…)
3)モラルとルールのはきちがいが多く、自分の思い込んだモラル感で簡単にルールを破る。逆にルールさえ守っていれば自由なはずの事さえも抑圧してくる。世間様の名に おいて。(この性格は思想の右左は関係ありません。私の経験から…)
 そして、なにより難しいのは以上のことを家庭はもちろん、学校でも教えないことです。世間の事を何も知らない子供たちは「清く正しい学校教育(人類皆平等・イジメはいけません…)」を受けて、現実の世界でいたく傷つき倒れるか開き直るのです。「所詮世間はこんなもの。真面目にやるだけ損をみる。」などとわかったような口を叩くわけです。そしてアウトローにあこがれるか、指示待ち症候群(指示される事さえすればいいのでしょ)に陥るわけです。
 かく言う私も、彼らに何とかしたいと日々思ってはいるのですが…(続く)

社長通信のリストへ戻る

TOP