2013年 4月号
変わります
この4月1日から、「訪問介護事業所サポート・あい三日市」は千代田にある「訪問介護事業所サポート・あい」と統合。「訪問介護事業所サポート・あい喜志」は「訪問介護事業所サポート・あい金剛」と統合し、南海滝谷駅前に新たに介護保険と障害福祉サービスに対応する複合事業所「サポート・あい金剛」として再出発します。
(有)ヒューマンリンクでは、予てより介護保険制度に基づくサービスと後発の支援費制度に基づく居宅等サービス(現在は障害福祉サービス)事業所単位で区別してきました。当初は制度が違う以上当然と思われていたのですが、支援費制度が実施されても、この事業に参入する事業者が少なすぎ、(当初大阪府下でたったの12事業所)急遽国が方針転換し、介護保険の訪問介護事業所と兼務しても良いということになり、何かと形が出来てきたという次第です。ですから、私たちより後発の事業所は最初から介護保険と兼務されている所が多いわけです。というのも、障害福祉サービスは保険ではなく公費に基づく制度で、「福祉色」がより強く、措置の時代の「安かろう悪かろう」といった傾向をそのまま引き継いだものだから、保険というシステムを活用した介護保険制度(公費も使われてはいますが)での報酬に慣れてきたヘルパーや事業所は対応を渋ったのが一番の理由だったと思います。
年数を経て、介護保険制度はある程度定着し、在宅介護を希望する方が増えてきました。「介護保険制度では対応しきれないニーズに対しては障害福祉サービスで…」というケースが増加してきました。特に痰の吸引を必要とするような重度の障害者が介護保険で対応している場合、とてもサービス量が足りなくなります。障害福祉サービスとの連携が求められて当然です。
ALSの患者による利用が多い喜志と金剛の事業所を統合し、大阪狭山市と富田林市、河内長野市の境目に当たる富田林市須賀で新しい試みとして介護保険と障害福祉サービスを兼務した事業所を立ち上げる事にしました。慌しい引越し等で皆様方にはご迷惑おかけしますが、ご理解ご協力のほどお願い申し上げます。